永久脱毛ってどういうこと?脱毛知識おまとめ

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永久脱毛ってどういうこと?脱毛知識おまとめ

脱毛エステやクリニックなど、脱毛のプロフェッショナルに期待することは多いでしょう。何しろそれなりのお金を払うのですから。

 

その期待の中で最大のものは「永久脱毛」ではないでしょうか。つまり、一通り処理を済ませたら、後は生きている限り、そこからはもう二度とむだ毛が生えてこない……

 

ちょっと注意が必要です。必ずしも、「永久」は保証されていないのです。

 

プロが行なう脱毛方法は主に三つです。
「毎日のムダ毛のお手入れが悩ましい」「デートやお泊まりなどのイザという時に備えて、ムダ毛はなくしておく」となった時、「よし、エステサロンに行って、永久脱毛をしてもらおう」と決意する人も多いでしょう。

 

でも、それ、微妙に間違っています。

 

脱毛エステや、エステサロンの脱毛コースで一般的に行われている脱毛方法では、永久脱毛にはなりません。

 

1.光脱毛は永久脱毛ではない

 

1-1.光脱毛、フラッシュ脱毛、IPL脱毛、SSC脱毛は、実は全部同じ

 

エステサロンの脱毛コースや、脱毛エステ(脱毛専門のエステサロン)のほとんどで行われているのが光脱毛です。大手のエステに限ってみると、ミス・パリがニードル脱毛を採用しているのはかなりの例外です。

 

光脱毛には、フラッシュ脱毛、IPL脱毛、SSC脱毛などなど、いろいろな別名があります。また、どのお店も「独自に開発された脱毛方法です」「従来のものとは全く違います」などと宣伝しています。

 

ですが、実際のところはいくらか改良しただけです。基本は同じです。

 

1-2.光脱毛の方式

 

光脱毛では、皮膚の外から強力な光を当て、その光のエネルギーで、毛根や毛母細胞を焼きます。

 

光源に使うのは、キセノンランプ(クセノンランプ)が一般的です。最近ではクリプトンランプを使うことがあります。

 

これらで作った光をフィルター(色ガラス)を通してから皮膚に当てます。皮膚にはダメージを与えず、毛根などだけが受け止める波長の光だけを使うのです。

 

このことからわかるように無駄が多いです。そのため脱毛効果は強力ではありません。

 

5回10回と通って、施術が完了すると、たしかにいったんはムダ毛が生えなくなります。

 

ただし、「いつまでか」は不確かです。5年後10年後には、ムダ毛が再生することがあります。

 

エステ側もわかっていて、「万が一、再生したら、何年後であっても無料で再施術します」というのをセールスポイントにしているところもあります。ですが、逆にこれこそ、「また生えてくるかもしれません」と、認めているようなものです。

 

2.永久脱毛は2種類

 

2-1.永久脱毛の定義

 

このため、良心的なエステでは、ホームページなどにわざわざ「当店の脱毛方法は永久脱毛ではありません」と、念のためのお断りを書いてあるところがあります。

 

一方で、脱毛効果の持続性の問題には触れず、わざと永久脱毛と勘違いさせるようにしているお店も少なくありません。

 

もう一度、確認しておきます。「光脱毛、フラッシュ脱毛、IPL脱毛、SSC脱毛など、どんな名前を使っていても同じ。キセノンランプやクリプトンランプを使った脱毛は永久脱毛ではない」です。

 

永久脱毛とは、「この先の一生、ムダ毛が生えてこない」というものをいいます。

 

これが可能なのは、レーザー脱毛とニードル脱毛です。

 

2-2.レーザー脱毛

 

光のエネルギーを使って、毛根や毛母細胞を焼くのは、光脱毛と同じです。

 

最大の違いは、その使う光の種類です。

 

医療用に開発されたレーザー機器で光を発生させます。いわゆるレーザー光線です。

 

最初から必要な波長のものだけを作ることができます。しかも拡散(バラけるように広がること)しません。つまり、無駄になる光を作ることなく、狙ったところにだけ正確に当てることができます。

 

光脱毛に比べ、パワーも段違いに強力です。

 

これらおかげで永久脱毛も可能なのです。

 

レーザー機器は今でも医療用専門です。そのため、レーザー脱毛は、美容外科・美容皮膚科・美容系クリニックなどの医療機関でしか受けることができません。

 

2-3.ニードル脱毛

 

「針脱毛」「電気針脱毛」「美容電気脱毛」などの別名があります。

 

最初に一般化した脱毛方法です。かつては医療機関でもエステでもこれが唯一の脱毛方法でした。

 

ニードルと呼ばれる金属製で極細の棒を、毛穴ひとつずつに手作業で当てていきます。

 

棒の先端は熱が発生するようになっていて、この熱で毛根・毛母細胞を焼いていきます。

 

このため、担当者に特別なスキルが必要です。また、痛みが強い、料金が高くなるなどのデメリットもあって、医療機関・エステとも採用するところが減っています。

 

ただし、脱毛効果が強力・細かい作業ができるなどのメリットもあって、一部に根強く残っています。

 

3.レーザー脱毛のメリットとデメリット

 

3-1.メリット

 

「施術を受けるところが医療機関に限られる」というのは、一見デメリットです。ですがこのおかげで、「痛みが強いようならば、麻酔を使うことも可能」「医師看護師もすぐ横にいるし、医薬品もそろっている。皮膚にトラブルが起きた時は、すぐに治療ができる」というメリットが一緒になっています。

 

また、施術回数は光脱毛よりも少ないです。その上、当初予定した回数できっちり終わるというのも、光脱毛にはないメリットです。

 

光脱毛の場合、一回一回の脱毛効果が弱い上に、どれだけ効果を発揮するかも正確には予想できません。

 

ですから、両ワキ、Vゾーンなどの脱毛でコース設定がされていて、「施術回数○回。有効期限○年」などとなっていても、その回数は「体質などが合っていて、最も少ない回数で終わった時」ぐらいの感じです。実際にはその倍かそれ以上の回数と期間がかかることも珍しくありません。

 

その回数で終わらない場合は追加の施術です。最近では一部に「追加料金不要」というところも出てきましたが、通常はさらに料金がかかります。こういった状況ですから、金額も最終的にはいくらになるか、事前には予測しきれません。

 

効果の出方が確実なレーザー脱毛は、このようなことはありません。「施術回数○回」となっていれば、よほどの例外でない限り、その回数で終わります。

 

3-2.デメリット

 

これも光脱毛との比較ですが、料金が高くなります。レーザー脱毛をやるのは医療機関であることから、医師や看護婦などの人件費が高めの人たちがスタッフになっています。設備も整える必要があります。仕方のないところです。

 

一方の光脱毛の場合、使う機器も難しいものではありません。担当者もベテランのほうが望ましいのは確かですが、操作だけならば特別なスキルは不要です。なので人件費も安いのです。

 

それに加え、エステサロン・脱毛エステの場合は、業界内で厳しい競争をしています。安さをセールスポイントにするところも多いのです。キャンペーンなどとして、相手や期間を限定してですが、客寄せのためのさらに安い料金設定がされることまであります。

 

レーザー脱毛をやる医療機関の場合、それほど競争は厳しくありません。

 

また、宣伝には厳しい制限がかかっていて、「料金がいくら」といったアピールはテレビ・新聞の広告ではできません。そのため、「料金の安さで勝負する」といういところが出にくいのです。

 

4.ニードル脱毛のメリットとデメリット

 

4-1.メリット

 

かなり数は減ったとはいえ、ニードル脱毛は医療機関の一部と、エステの一部で根強く残っています。

 

医療機関の場合に限ってですが、レーザー脱毛と同じように、「痛みが強いようならば、麻酔も使える」「皮膚にトラブルが起きた時は、すぐに治療ができる」というメリットがあります。

 

また、「3つある脱毛方法の中で、もっとも脱毛効果が強力」というも、よく挙げられるメリットです。ですが、レーザー脱毛でも十分に永久脱毛になります。この点については、あまり重視する必要はないでしょう。

 

見逃せないメリットは、「細かい作業ができ、仕上がりのパターンもいろいろ工夫できる」です。

 

毛穴ひとつずつの発毛機能を止めていきます。そのため、「このラインを境にしてこちら側は残す、こちら側は脱毛する」「この範囲の毛穴のふたつにひとつだけ発毛機能を止める。全くムダ毛をなくすのではなく、全体的に薄くする」といったことが可能です。

 

レーザー脱毛や光脱毛では、「直径1.5センチの円形」「2センチ×3センチの長方形」といった範囲を一度に光照射します。ここまで細かいことはできません。

 

このメリットが生きるのは特に、男性の脱毛の場合です。「思ったようなヒゲの形にしたい」「胸毛を残すものの、薄くする」といったことも可能です。

 

このため、女性向けのエステでは全くの少数派になりましたが、男性向けコースを用意しているところでは比較て多くのところが採用しています。

 

また、女性の場合でも、「アゴなどに数本だけ、目立つ太い毛が生えている」「光脱毛をしたものの、完全にはならなかった。施術した範囲の一部でまだムダ毛が生える」といった時には、ニードル脱毛は有力な選択肢です。

 

4-2.デメリット

 

最大のデメリットは、痛みが強いことでしょう。かつて、ニードル脱毛しかなかった時は、「あまりの痛さに、契約回数は残っているのに、途中でやめた」といった人も少なくありませんでした。

 

また、この痛みとも関係しますが、お店や医療機関側にすれば「ニードルを使いこなせる担当者を確保しにくい。養成するのに時間と手間がかかる」、お客側にすれば「スキルの不十分な担当者に当たると、痛みがさらに強くなる」という問題があります。

 

また、料金も高いです。

 

男性のヒゲ脱毛など狭い範囲に限ってよく使われるのも、これらのデメリットが関係しています。

 

料金は脱毛範囲の広さにほぼ比例しますので、狭い範囲ならば、値段が高くてもそれほど大きな負担にはなりません。また、痛みに耐える時間も短いです。

 

 

永久脱毛を理解する

まずはニードル脱毛。細い金属棒を毛穴一個ずつに刺し、電気で発生した熱で焼いていきます。かつては主流の脱毛方法でした。これは効果も高く「永久脱毛」として、認められています。

 

が、炎症や痛みなどトラブルも多く、一部の脱毛エステなどに残っているだけです。

 

クリニックなど医療機関で主流となっているのがレーザー脱毛です。医療用に開発されたレーザー機器を使います。

 

レーザー光のパワーで毛根や毛母細胞などに選択的にダメージを与える方法です。これも「永久脱毛」です。

 

残るひとつは、脱毛エステなどで使われているフラッシュ脱毛です。今最も一般的な脱毛方法といっていいでしょう。が、これに「永久」の問題があるのです。

 

フラッシュ脱毛も原理はレーザー脱毛と変わりません。が、使われている光が、可視光です。レーザー光に比べパワーは弱く、一度あたりの施術での効果も劣るのです。間隔を空けて、何度か照射することで、発毛機能を破壊しています。

 

が、検証は十分でなく、「永久脱毛」とは言い切れないのが現状です。

 

料金はレーザー脱毛の方が高いので、「永久脱毛」の絶対の保証が欲しいならば、医療機関。事実上問題がないと思えるならば、脱毛エステ。そういった選択の仕方もあるでしょう。